QuickDNS Pro 2.0の設定について
まえがき
「QuickDNS Pro」とは、OCNエコノミーで、DNSサーバをマックで運用するときに必要になるソフトです。
マックで(OCNエコノミー接続で)DNSサーバを運用する場合は、OCN Tech Webページに書かれているとおり、これ以外のソフトでの動作は確認されていません。
(OCN側のDNSを借りてしまう場合[ドメインがxxxx-unet.xx.xxの方]は、不要です。)前のページにも述べましたが、以下の設定を推奨するものでも、保証するものでもありません。
(Web、Mail等)各サーバの構成(IPアドレス)は、変更すると最悪、数日間使用できなくなる(外から見つからなくなる)こともあるようです。
しっかりした考え方で構成を決めておいてください。言葉のいいまわしは、かなり怪しいです。(「DNSサーバアドレス」を正確に言うと「DNSサーバ」に割り当てる「IPアドレス」ということになるんだと思いますが、、)
ここでは、下記の設定で記述します。OCNエコノミー接続(専用線128K、クラスC未満)
ネームサーバは、ローカル側に設置する。(自前で設置する。)
セカンダリーネームサーバは、OCN側のものを利用する。
DNSサーバとMailサーバを同一のマシン、WebサーバとFTPサーバを別の(2台目の)マシンで運用する
取得ドメイン名 mydomain.co.jp IPアドレス 203.139.161.109 〜 203.139.161.124 16個=DNSを自前で持つ場合 ネットワークアドレス/サブネットマスク 203.139.161.109 / 255.255.255.240 開始IPアドレス/16個という意味 ルータアドレス 203.139.161.110 開始IPアドレス+1 DNSサーバアドレス(Mailサーバと同居) 203.139.161.111 開始IPアドレス+2 Webサーバアドレス(FTPサーバと同居) 203.139.161.112 開始IPアドレス+3
OCNエコノミー(自前DNS)の場合、IPアドレスは16個もらえますが、そのうち、1番目のアドレスは、ネットワークアドレスとして確保されるので、各ホスト、クライアントにはアサインできません。同様に2番目をルーターで使用し、最後のアドレスはブロードキャストアドレスとするので、自由に使えるのは、13個になります。
(そのなかでも、DNSサーバアドレスは、(たぶん)3番目に指定されています。)
で、「QuickDNS Pro 2.0」の「Example」に入っている「OCN/ODNエコノミー」には(たぶん)ウソが書いてあります。
(DNSの知識を試されているのか、それとも、私が入手したロットだけなのかは、定かでありません。)
これには、逆引きの設定の中に「224」という数字が出てくるのですが、この数字は、全くまちがいです。
(Exampleでは、「203.139.161.111」の逆引きが、「224.161.139.203.in-addr.arpa.」と、されていました。)また「ドメインアシスタント」という機能でらくちんに設定できるようですが、OCNエコノミーの特殊性(クラスC未満)から、 「空のドメインを作成する」から設定した方が話が早いと思います。
プライマリドメイン
- QuickDNS Pro Adminを起動すると、こんなウインドウが表示されていると思いますが、
(表示されていなかったら[ウインドウ]→[プライマリドメイン]で表示する。)
余計なもの(自分のドメイン名、逆引きIPアドレス以外のもの)が入っているときには、それらを[削除]します。
まず、[新規]で「●空のドメインを生成する」とし「正引き」のドメイン情報を作成します。→DNSの定義(正引き)
同様に[新規]で「●空のドメインを生成する」とし「逆引き」のドメイン情報を作成します。→DNSの定義(逆引き)
また、ドメイン名、逆引きアドレスの左側に「テ」の記号が出ていることを確認します。
(出ていなかったら、文字の左側をクリックして表示させます。)次回、設定を変えるときなど、このウインドからドメイン名、逆引きアドレスをダブルクリックすると、各々の設定表が表示されます。
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